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  • 養浩館道場 館長

モチベーション その功罪

経験豊かな優れた指導者にとって、子どものモチベーションを上げるのはさして難しいことではない

でもそうやって誰かに上げてもらったモチベーションが長続きすることはない


つまずくと嫌になる

自分の力で壁を越えることが出来ない


多くの親は何とかして我が子のモチベーションを上げようとする

勉強、スポーツ、習いごと...

なんでもいいから成功体験を積んで欲しい、やる気になれるものに出会って欲しい、そう願う

でも、子どもたちは、親が必死になればなるほど「親を喜ばせるため」「親の機嫌をとるため」に頑張るだけだ

これは本当のモチベーションと似て非なるものだ

親や指導者からモチベーションを上げてもらうことに慣れた子は受け身でいることに慣れてしまう

これが一番怖い

誰かに上げてもらったモチベーションでも、それで結果が出て自信となって、自分からやりたいと思う本当のモチベーションに変化すればいい

そう期待するのだろう


実は全く逆だ

一度受け身で上手く行く体験をした子が自ら主体的に行動する子に変わるのは至難だ

モチベーションは周囲から上げてもらうものでも指導者に上げてもらうものでもない

何年かかっても自分自身で見つけ出し作り上げていくものだ

大人にとって大切なことは、子どもが自らやる気を出す迄我慢することだ

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子どもたちはいつも無邪気に目標を決める 「今度の大会、開会式にみんなで打つ形演舞は『見事な演舞』と思ってもらえる演舞をしたい!」と 指導者の仕事は「『見事な演舞』を目指すということは、ここまでやることなんだよ」と 到達水準を具体的に設定し、 稽古スケジュールを組み、 何があっても途中で妥協せずにやり切らせること 自ら設定した目標に向けて頑張るということが 想像していたより遥かに大変なことだったと分

本気で頑張ること 本気で挑戦すること それって....、 大人が考えてる以上に怖いと感じてる 頑張るほどに自信をなくしたり 周囲の期待やプレッシャーに押しつぶされそうになったり 結果が出ず周りの人たちが落胆する姿や 投じた膨大な時間が無駄だったと感じた瞬間を 何度も想像してしまう 周囲の目や結果を恐れず勇気を出して挑戦する それが出来るか....、 カンタンなことじゃない....、 でも、やらなき

己の不安、心配、自責などからの居心地の悪さを逃れる術として子どもに介入してはいないか? その介入は本当に子どもにとって必要なものなのか? 己に真摯に問うべきである。 結果として、往々にして親は己の無力を受け容れなければならない。

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