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  • 執筆者の写真養浩館道場 館長

子どもをしっかり育てるための思考パターン

(A)褒めてやる気にさせて失敗や遠回りしないよう多少大人が手を貸して成功体験を積ませる


(B)時間はかかっても自分でやって失敗から学び結果が出ずとも頑張ること自体を楽しめるよう導く


現代の親の行動パターンは圧倒的に(A)の方が多いと言われる


背景として考えられるのは、

社会や地域の結びつきが希薄化し子育てが極めてパーソナル化

→子育てが全て親の責任になり自分の子育てが上手く行っているかが常に不安

→目に見える成果結果を求めがち

→不安や心配や自責などの居心地の悪さから逃れるために子どもに介入し背中を押すことが日常化(過干渉、過保護)

→「子どもの喜ぶ顔が見たい」「子どもに自信をつけさせたい」「成功体験を積ませたい」も「結果を求める親の深層心理」としては同じ


But!

いつも結果を期待する親に育てられると

→結果が出ずガッカリする親の姿を見ると

→子どもたちは頑張った自分を誇らしく思えないばかりか自分を責め

→どんどん自己肯定感を下げる


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子どもたちはいつも無邪気に目標を決める 「今度の大会、開会式にみんなで打つ形演舞は『見事な演舞』と思ってもらえる演舞をしたい!」と 指導者の仕事は「『見事な演舞』を目指すということは、ここまでやることなんだよ」と 到達水準を具体的に設定し、 稽古スケジュールを組み、 何があっても途中で妥協せずにやり切らせること 自ら設定した目標に向けて頑張るということが 想像していたより遥かに大変なことだったと分

本気で頑張ること 本気で挑戦すること それって....、 大人が考えてる以上に怖いと感じてる 頑張るほどに自信をなくしたり 周囲の期待やプレッシャーに押しつぶされそうになったり 結果が出ず周りの人たちが落胆する姿や 投じた膨大な時間が無駄だったと感じた瞬間を 何度も想像してしまう 周囲の目や結果を恐れず勇気を出して挑戦する それが出来るか....、 カンタンなことじゃない....、 でも、やらなき

己の不安、心配、自責などからの居心地の悪さを逃れる術として子どもに介入してはいないか? その介入は本当に子どもにとって必要なものなのか? 己に真摯に問うべきである。 結果として、往々にして親は己の無力を受け容れなければならない。

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