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  • 執筆者の写真養浩館道場 館長

何かをやり遂げる経験は人生そのもの

子どもたちはいつも無邪気に目標を決める

「今度の大会、開会式にみんなで打つ形演舞は『見事な演舞』と思ってもらえる演舞をしたい!」と

指導者の仕事は「『見事な演舞』を目指すということは、ここまでやることなんだよ」と

到達水準を具体的に設定し、

稽古スケジュールを組み、

何があっても途中で妥協せずにやり切らせること

自ら設定した目標に向けて頑張るということが

想像していたより遥かに大変なことだったと分かったとしても

途中で目標を修正したり妥協したりせずにやり切る

「何かをやり遂げる」経験をすること

それは人生そのものだ

たった一回、その場限りの形演舞のために、

塾や英会話や他の習いごとを休んでまで稽古させることに躊躇する親もいる

でも、必死に自分の力で羽ばたいて何かを掴もうとしている子に

親の価値観を押し付けることは無意味だ

むしろ子どもの足を引っ張ることになる

「今やろうとしてることは色んなことを犠牲にしてでもやり遂げる意味がある」

子ども自身がそう思えることに一生懸命取り組むこと

それこそが重要だ

親が子どもの背中を押してあげるということは

効率的に結果が出せるよう進む方向を示したり、

行く先々の地ならしをしてあげたり、

手を貸してあげたりすることではなく


自ら頑張ろうとしている姿を傍らで「しっかりと見届けてあげる」こと

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子どもをしっかり育てるための思考パターン

(A)褒めてやる気にさせて失敗や遠回りしないよう多少大人が手を貸して成功体験を積ませる (B)時間はかかっても自分でやって失敗から学び結果が出ずとも頑張ること自体を楽しめるよう導く 現代の親の行動パターンは圧倒的に(A)の方が多いと言われる 背景として考えられるのは、 社会や地域の結びつきが希薄化し子育てが極めてパーソナル化 →子育てが全て親の責任になり自分の子育てが上手く行っているかが常に不安

本気で頑張るのは簡単じゃない

本気で頑張ること 本気で挑戦すること それって....、 大人が考えてる以上に怖いと感じてる 頑張るほどに自信をなくしたり 周囲の期待やプレッシャーに押しつぶされそうになったり 結果が出ず周りの人たちが落胆する姿や 投じた膨大な時間が無駄だったと感じた瞬間を 何度も想像してしまう 周囲の目や結果を恐れず勇気を出して挑戦する それが出来るか....、 カンタンなことじゃない....、 でも、やらなき

己の無力を受け容れる

己の不安、心配、自責などからの居心地の悪さを逃れる術として子どもに介入してはいないか? その介入は本当に子どもにとって必要なものなのか? 己に真摯に問うべきである。 結果として、往々にして親は己の無力を受け容れなければならない。

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